2012-12-15から1日間の記事一覧

「吃る街(八)」下窪俊哉(『アフリカ』第11号)

『静岡さんの場合、足を地面にそっと載せるような、とんとんと柔らかい足の裏で床を叩く音になって、それが右に行ったり、左に行ったりする。踊っているような、楽しそうな音に聞こえた。』 足音の声のようなもの、という部分を読んで、この人は音の人ではな…