快適さ

 なかなか、快適さ、ということを優先することができない。ついつい何か達成するためにやることはないか、と思ってしまう。そんなふうにずっとやってきて、結局はそれで自分が満足できることは、ほとんど全くなかったような気がする。満足できたとしても一瞬で、すぐに消えてしまうものでしかなかったような気がする。その後、周りを見てみたら何も残っていない、というようなことが多かったような気がする。

 今、できるだけ穏やかでいられることを意識して、優先できるようになりたい、という気がする。ずっと緊張しないで、ぼんやりとしていられることはないだろうけど、すぐに自分の快適さを何のためらいもなく安売りして削って、何かを強引に進めようとするようなことは避けたい。結局、それはずっと続けることはできないから、その場しのぎになってしまって、どれぐらいしのげるかの長さはそのときの状況によって違うとしても、結局はぼろがでてしまって破綻する、ということは何回もしてしまっている気がする。

 快適さ、ということでとりあえず、書き物に関係することにしか使わない机を用意したいと思った。そのためには部屋にある物をもっと減らして、そのための場所を空けないといけない。なかなかモチベーションが上がらないけれど、その机の前に座って、静かな気持ちになっている心地よさをできるだけ明確にイメージして、何とかやってみたい。たったこれだけのことが、すごく苦手だが、ほんの少しずつでも毎日進めたい。