2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一つくらいは、理由がなくてもいい

心にとって身近なことを扱う。それは仮定の中でも、信じられる方の仮定で、それを使って、他の仮定が存在するかしないか、成り立つか成り立たないかを、考えたり、見ようとする。それで、確固とした答えは見つからなかったとしても、信じられなかった、実感…

以前、呑み込んだものは何か

整理すること、明晰であること、図式化すること、記号化することは、何かの係数を考慮しないようにすること。考慮する範囲を決めること、考慮しないことを決めた上で、考えを進めること。(数学の問題でよくあるような、『ただし、空気抵抗はないものとする…

沈黙、書かれる言葉、語られる言葉

書くことに対する興味を失いかけた大きな理由の一つは、言葉の本質は語られる言葉である、という考え方に、大きく傾いていたからだった。語られる言葉は、聞く人が能動的に聞こうと、受動的に聞こうと、問答無用に響く。伝える力、変容させる力がある。人に…

小説について

小説と、書き手の間には、切断がある、ということを、忘れていた、というよりも、小説が何か、ということを考える気になれなかった、夢を忘れていた、人生から目を逸らしていた、雨を数える、というのは何か、といえば、自分が小説を書き続けられるかどうか…