『袋小路の男』と『センセイの鞄』

どちらも以前にも、読んだことがあった。昨年一年間、友人の短い小説以外は、小説を読んでいず、今年の正月に久しぶりに買った本が『袋小路の男』で、読み終わってすぐ『センセイの鞄』を買った。
どちらも女性の目線で、一人の男性のことを書いている。どちらの女性も、静かに相手のことを思っている。そういう気持ちを、自分も少しは持ちたい、と思った。距離を縮めようと無理はしない。でも相手のことを確かに思っている。思っている故に、思わないようにしたりもする。静かだけれど、その思いは強い。揺るぎそうで、ゆるがない。
(でも、それぞれ女性の性格は、ぜんぜん違います)
 

袋小路の男

袋小路の男

センセイの鞄

センセイの鞄