青年

帰りの電車で見事に座って、うとうととしていたら、左側から圧力を感じる、そのうち、肩に重みを感じる、ふと見たら、青年が眠っていた。青年なので、特に嬉しくはない。が、青年の感じは、それほど悪くはない。が、すぐに立ち上がって最寄の駅で降りる。いつもと同じように、公園の側を通る寄り道をして帰る。眠たいが、いつも中々眠らない。『シャングリラ』が今週ずっと頭に流れている。希望の光なんてなくったっていいじゃないか。