うるわしき日々

 何日間か、実家に帰った。やったことといえば、山登りと、墓参り、だけれど、祖母に会ったので、それだけで充分だった。考えたのは、仕事のこと、小説(ライフワーク)のことと、将来の住む場所と仕事のことと、お金の使い道だった。今の仕事は、今の所、自分には合っていると思えた。入力作業もあるし、そこそこ人と話さないといけないし、雑用もあるし、一つのことだけじゃないのが、自分には性に合っていると思った。小説のことは、頭で考えてもその通りに自分は動かないだろうし、今の所は今のようにしか出来ないだろう、と結局何も変わらなかった。将来の住む場所と仕事、要するに故郷に帰るかどうか、という問題だけれど、今の仕事が出来るうちは、やるのが自然だろうし、出来なくなったら、辞めさせられるか、僕の方から辞めることを考えるだろうし、僕自身帰りたいかどうか、というのは正直分からないし、帰りたいとなっても、今の仕事を急に辞めて帰りたいとは思わないだろうから、今は帰る気がない、ということが分かった。将来の仕事について考えるということは、小説(ライフワーク)がお金をもらう仕事になる可能性が少しでもあると自分が思っているのかどうか、と自問することだった。なんにしても、今の仕事が出来る限りは、そちらを優先したい、というのが僕の答えだった。お金の使い道は、自分の生活のことにもう少しちゃんと使おう、というのが結論だった。贅沢は敵、かもしれないし、他にもっと有意義な使い方があるのかもしれないけれど、僕自身の心を調えるために先ずはちゃんと使ってからの話だというように思った。
 今年の目標は、整理整頓が出来るようになること(色んな意味で)、体を鍛えること、に軌道修正した。
 真面目ではないのであしからず。