日記

○美しい答え

先々週の日曜日、Sさんに誘われて、新開地の音楽祭に行った。イラストレーターの、ハセガワシンさんに会わせてもらった。音楽祭の後、お酒を飲んでいる時に、「好きなことが仕事になって、楽しいだけじゃなく、苦しくなるとも聞きますけど、実際どうですか?」というようなことを聞くと、「今は苦しいと思うほど仕事が忙しくないから、まだ答えられない。もっと仕事が増えてきたときに、その質問に答えられると思う」というような返事をしてもらった。僕がその瞬間思ったことは、美しい、ということだった。100点の答えやなー、会心の一撃やなー、と思った。

○本音と自分の気持ち

僕が知っている、ストレートに喋る人たちは、むしろ本音を言っていない。でも真っ直ぐに喋っている。自分の気持ちに正直に喋っている。相手を傷つけたくない、と思えば、本音は言わないが、その傷つけたくない、という気持ちに正直に話す。反対に、本音を話してしまう人たちはむしろ、ストレートに話さない。色んなタイプのごまかし方をする。良く理解の出来ない話にもっていったり、ごにょごにょと喋ったり、沈黙したり、言葉以外のジェスチャーや表情で、何とか乗り切ろうとする。その結果、自分の気持ちを裏切って、本音を話すこともある。ストレートに話す人たちも、自分の気持ちを優先してしまい、本音を抱え込んでしんどい思いをするときもある。というかきっと、いっぱいある。というようなことも少しは、あると思いますが、どうですか?

○今日のこと

今日は仕事。自転車を見たり、ペット用品を見たり、電動工具を見たりする。手袋のことでちょっともめる。じゃっかんいらいらする。帰りは早めに上がらせてもらったので、定食屋に立ち寄る。落ち着いたら、レイモンド・カーヴァーのことと、自炊のことを書きたいと思った。

松本人志さんについて

この人の一番いいなと思う所は、ものすごく相手の顔を見て笑うところです。こんなに相手の顔を見て笑う人はいない、と思います。やっぱり人間好きなんでしょう。面白い言葉や状況に笑うよりも、面白いことを言った人間の面白さに笑っているんだと思います。
 時代が変わった、と思いました。僕にいずれ孫が出来て(もちろん、先に子供が出来ないといけません)、この人のことを話したら、前の林家三平さんについて今話されているような感じになる時代が来るんでしょうか。……おめでとうございます。