心許なさと懐かしさ

ほぼ誰も知っている人がいない場所を一人で旅している。でもいつか来たことがあるような自分に合っている場所。懐かしい何かがある場所。思いを何かしら残した場所。未解決の愛している事柄,感情が開放される場所。体に溶け込むような景色。体温が上がり,いつもより野性的な気持ちになる。架空の思い出が次々に思い浮かぶ場所。体が知っている特別な人,特別な場所。


すごく心許ないのに,何十人にも囲まれているような気持ちにもなる。そんな未解決の場所。一番苦しいところに,一番応援してくれる人が多いというような,アウェーにいる筋金入りのサポーターと交流するような,そんな感じ。

僕にとっては高知にいるときだけど,誰にもそれに少しは似たそんな場所がある,とは簡単には想像できないけど,もしかしたらそうかもしれないと思った。