速記の練習など

土曜日には、速記の練習会に行った。


どうしてここに自分がいるんだろうと、少し不思議な気持ちになることもあったが、最近僕は速記のことをよく考えていたので、比較的ふだん仕事をしているよりも、自然に話すことができたような気がする。


保坂和志さんもどこかで言っていたような気がするけど、自分の考えていることを言い当てられたり、同じことを考えている人に出会うのは、自分が特別なことを考えていないとわかって嫌だとか、そういうことはなく、むしろうれしくてほっとすることというのはよくわかるし、このようなことを保坂さんが言っているか書いていたときも、僕は実際そのとき似たような気持ちになった。あとは、科学的にはっきりあるともないとも言えないことに対して、それは科学的に証明されてないからあり得ないというのは科学的ではなく、わからないというのが科学的だと言ったか書いたりしていたときも、特に同じようなほっとする気持ちになった。


何かをしていたとして、それをやっているから幸せ、というのも本当かもしれないけど、心の中で半分は、何もしていない自分も想像して、その自分がどんな顔をしているかもいつも知っていたい。