幼い日は遠く

久しぶりに、小説の内容を考えよう、と思った。
結果、すごいぼんやりとしていたけど、すごい考えているようでもあった。


母親のことと、父親のことを考えた。


同僚の父と母の話を、聞いたことを思い出した。
厳しく育てられた、とは言っていなかったが、勉強ができるかできないか、ということを同僚は自然と気にして、できないときは自然と落ち込んだというような話を聞いた。それは、僕にはない感覚だった。ある意味では当たり前かもしれないが、僕から見ればそれは、きっと表面的にわからなくても、ある意味厳しく育てられたのではないか、と思った。自然と両親のようになろうとして、それが難しいと感じるということなのかもしれないけど、はっきりと想像ができない。


僕がひとりですごい怒っていると、遠いところにいる母親からかかってくる電話も、怒っている。でも最近は、わりと楽しそうだ。


ほかのどんな方法よりも、頭が真っ白になる。実際にアイデアが浮かぶかどうかより、そちらのほうが大事な気がした。浮かんだら、ラッキーだと思おう。