「旅芸人のように」角野晃司×下窪俊哉(『アフリカ』第11号)


雑談に、感想を言うのは、尚更ぼや、じゃなくて野暮だと思いますが、シガレットマスクを見て、もし顔の一部が見えていたら、とても怖い、と思いました。蓑虫なう、の方は、反対に、顔が見えていなかったらとても怖い、と思います。考えていることと、出来上がったものが関連がないように見える、聞こえる、というのは、不思議なことですが、創作、というのは本人にしかその関連がはっきりしない、という部分が残る、ということを改めて思いました。シガレットマスクの下で、どういう表情をしているか、というと、YESでもNOでもないような表情だと思いました。たばことはそういうものだと、僕は思っているからかもしれません。失われた集積、再利用、正当性、後ろの二つは否定されていますが、枝の集積、たばこの集積を見ていると、すべて肯定されているような気もします。


たばこは銘柄が一つじゃないのが気になります。
出展というか、出演というか。という言葉が響いていなさそうなのが不思議です。マスクの話でも、かぶっていなかったらマスクではない、と言っていたし、きっと家も、人が住んでいないと家ではない、ということだし、響いていない(想像ですが)、ということは、当たり前と感じている、ということかと思いました。
ドライブが好きなんです。という所が、一番読んでいて純粋に気持ちいい所です。





『アフリカ企画』
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